観音山古墳は、六世紀後半の古墳時代後期に造られた前方後円墳です。 墳丘の全長は97メートルで、二重の堀が巡らされていました。 中段と墳頂の平坦面には円筒埴輪が巡らされており、その中に人物埴輪などの形象埴輪が部分的に組み込まれていたようです。 円筒埴輪は、1.6メートルに5本の割合で並べられていました。 埴輪の粘土を分析した結果、この古墳の埴輪は南約(およそ)9キロメートルの位置にある藤岡地域の窯で製作されたと推定されています。
解説
後円部の円筒埴輪
観音山古墳は、六世紀後半の古墳時代後期に造られた前方後円墳です。
墳丘の全長は97メートルで、二重の堀が巡らされていました。
中段と墳頂の平坦面には円筒埴輪が巡らされており、その中に人物埴輪などの形象埴輪が部分的に組み込まれていたようです。
円筒埴輪は、1.6メートルに5本の割合で並べられていました。
埴輪の粘土を分析した結果、この古墳の埴輪は南約(およそ)9キロメートルの位置にある藤岡地域の窯で製作されたと推定されています。